2015/05/13
何かが違う・・・。
それは、
中身の詰め替えられたペットボトルのせいではない。
(※もちろん無料です)
そして、
食堂には不釣り合いなソファーのせいでもない。
骨汁を食べながら、かすかに感じた違和感。
そしてそれは、だんだん確信へと変わっていった。
ここは嘉手納町の嘉手納にある「千草食堂」。
骨汁の文字に思わず飛び込んだ。
そして事件が起きたのだ。
これが骨汁500円(安い!)。
中身は主役のダシ骨、葉野菜、豆腐、大根・・・
と、ここまでは普通だ。
しかし、中に隠れていたカマボコとスパムが出てきて
から事態は一変した。
そして決定的な違いが味噌味のスープ。
明らかにこれまで食べてきた骨汁とは違う。
そして遂に、ひねりだした答えは、
沖縄食堂の定番中の定番、みそ汁の存在である。
何と、これは骨汁とみそ汁とのコラボだったのだ。
この料理からダシ骨を取り出して、卵を加えたら、
紛れもなく沖縄食堂のみそ汁だ。
これはこれで、あり・・・だと思う。
骨汁は、ここで独自の進化(?)を遂げていたのだ。
「古風な大和撫子など、もうどこにもいない。」と
嘆く人もいるが、
良いも悪いもこうして文化は多様化していく。
様々な価値観への寛容の心。
ちゃんぷるー文化とはそういう事ではないだろうか。
千草食堂
嘉手納町字嘉手納289
電話090-5947-0537