有限会社 日本不動産
沖縄の食堂にて県外から来た友人との会話
2人メニューを見ながら、お店のおばちゃんに
注文する(^O^)/
 友人: ソーキそば下さい。
 僕 : 煮付け下さい。
 友人: 煮付けって、何の煮付?
 僕 : えっ?煮付けは煮付けでしょ!
 友人: だから、何の煮付けかって聞いてるの!
 僕 : 何のって、普通の煮付けさー!
 友人: 例えば、サバの煮付けとかあるでしょ!?
 僕 : ・・・・・・。
このような経験はありませんか?
 日本語で「煮付け」と言えば一つの料理方法で、
 例えば「炒める」とか「揚げる」などと同格の、
 特定の料理を指す言葉ではありません。
でも、沖縄県民は「煮付け」という調理方法だけ
 で料理の内容が頭に浮かぶのです(^.^)
もちろんお店によって多少の違いはありますが。
さて、今回紹介するのは豊見城市高安の
「かねふく食堂」です。
このお店の「煮付650円」も実に種類が豊富!

 主役は絶対に外せない三枚肉(豚肉)
 準主役級に、豆腐とカマボコが登場し(^.^)
脇を固めるのが、昆布、人参、大根、ピーマン、
コンニャク達です!
 味付けは、やや甘めの醤油ベース
三枚肉は大きな奴が2枚(^.^)
食べ応えがあり、文句なしの旨さ!
カマボコもいい仕事しています(^.^)
僕の個人的な意見ですが、この煮付、おそらく
沖縄食堂のメニューの中で、1番健康的なものだ
 と思います(^.^)
それにしても、沖縄県民は「煮付け」と聞くと、
なぜこのような料理を思い浮かぶのでしょうか?
 遥か遠い過去の記憶を遡ると、
 僕が小さい頃、親が親戚などの葬祭事に参加した
帰りに、よく折詰めの弁当を持ち帰ってきました。
 兄弟で先を争って食べたものです(^_^;)
その時の折詰め弁当の内容が、食堂の煮付けと
 ほとんど一緒なのです。
 「煮付け」のルーツは、そんな折詰め弁当にある
 ような気がします。
 最近は、そんな折詰め弁当もあまり見かけなくな
 りました。
 今の子供達が大人になった時、「煮付け」と聞い
 て、すぐに上の料理を想像できるのか疑問です。
いずれにしても、かねふく食堂の「煮付」は、
 沖縄の伝統の味そのものだと思います(^.^)
かねふく食堂
 〒901-0242
豊見城市字高安612-3
電話098-856-4329

