有限会社 日本不動産
沖縄が誇る世界遺産、城(ぐすく)へ行ったことはありますか?
今回は、有名な勝連城跡へ行ってきました。
沖縄では、演劇の主人公にもなっている阿麻和利(あまわり)が10代目の城主となり、この地を治めていたとの事です。
入口から坂道を登っていくと・・・
その雄大さに圧倒されます。
機械のない時代にこれだけの規模の建築物が造られたことに改めて驚くとともに、いかに権力が一極に集中していたかを物語っています。
まるでヨーロッパの古城跡の雰囲気。
広ーい! サッカーや野球もできそうな大きさです。
趣たっぷりの石積。
高いヒールだと登り降りのときに大変そうなので、運動靴がお勧めです。
海を見渡せる眺めは最高!
中国などの外国と貿易で栄えていたそうです。
琉球の天下統一を目指した阿麻和利は1485年に護佐丸を倒し、王府打倒へ動き出しました。
しかし事前に情報がもれ、王府軍により滅ぼされてしまいます。
多くの歴史書では阿麻和利は琉球王府に逆らった悪者として扱われていますが、彼の力を恐れた琉球王府の陰謀により護佐丸とともに排除されたという説もあるようです。
情報のほとんどなかった時代、自らの判断だけで行動する。そして島の外にも目を向けて他国と交易し、この地域に繁栄をもたらしていた阿麻和利が先見の明をもっていた事は間違いありません。
毎日スマホとにらめっこしている自分が少し恥ずかしくなりました。
ぐすくの上から海を眺めながら、彼は何に思いを馳せていたのでしょうか。